師走の昇段審査
寒さが厳しくなり、いよいよ年末。
今月はいよいよ昇段挑戦の月です。
少年部 2名、一般部 2名。
それぞれが型の練習に熱を入れています。
しかし正直に言えば、まだ“練習の成果が出し切れていない”と感じます。
稽古日以外でどこまで自主練を積んでいるのか──その努力がまだこちらに伝わってこないのが現状です。
このままの仕上がりでは、不合格にすることも覚悟しています。
隣では、まだ幼い子どもたちが楽しそうに練習をしています。

けれど昇段を目指す4人は、そんな周りは全く目に入らず、連絡事項を聞く表情にも真剣さが伝わってきます。
目は死んでいません。心は折れていません。そこは高く評価しています。
今回の課題は、確かに厳しかったかもしれません。
しかし、昇段とは “楽に取れる帯” ではありません。
押し返してくる壁に、もう一歩踏み込めるか。

そこに価値があります。
まだ時間はあります。
気持ちさえ折れなければ、まだ間に合います。
最後に──
努力は必ず見ます。
誤魔化しも見抜きます。
挑む者たちへ。
期待しています。
検討を祈っています。



